2022/07/01 07:00

なぜ「ObitO」が誕生したのか、わたしたちの物語をご紹介します。



おたいこばっぐの誕生

わたしたちは着物の「帯」を中心にものづくりをしています。
この帯は巾が約30センチ。お太鼓とよばれる帯結びの後ろ姿から、身体に寄り添うお太鼓型のバッグが思い浮かびました。
帯地をバッグにすることで、和装にとらわれずに本物の絹の質感や博多織の特徴であるしなやかな風合いと丈夫さにふれていただき、
「きもの」文化が広まれば良いなと考えました。

工場では、帯の製品以外にも「サンプル生地」や「織り出し生地」などと呼ばれる帯生地が発生します。
この生地はもちろん、本物の帯と同じクオリティでつくられています。
もっと身近に本物の絹の質感にふれられるアイテムをつくるなら、この生地を有効活用すべきではないか、
わたしたちなりのアップサイクルとして行動できると考え、「おたいこばっぐ」が誕生しました。


未知なるバッグへの挑戦

「おたいこばっぐ」は和装用バッグとは少し雰囲気が異なります。
そのため、バックとはどういうものなのか、根本的なところから見つめなおして開発を進めていきました。
試行錯誤を重ねて、何度もバックをつくりなおし、絹の質感を引き立てるようなものにしたいと思い
現在のかたちとなりました。(上の画像は試作バッグ)

改めまして
クリエイティブアドバイザーの大嶋曉子様、アドバイザーの御堂島理代様に
感謝申し上げます。